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日本だけでなく、各国でも6月末でTERAがサービス終了してしまうので振り返り。
※公開後、一部追記させて頂きました。
Contents
TERAの良かった所、悪かった所
良い点
①MOの中でも群を抜いたアクション性
アクションだけで言えば、
2022年の今まででも、自身がプレイしてきたMMO(MO)の中でも群を抜いていた。
単純に攻撃を避ける、攻撃を繰り返すだけでも良いし、
移動を兼ねたスキルでは両立も可能だった。
覚醒アップデート後のスキルでは特に動きがスタイリッシュになり、
前提条件さえ満たせていれば(後述)、スピード感のある戦闘を味わえた。
②エリーンがかわいい
TERAはエリーンで持ってきたゲームと言われるほどだし、
プレイしていても実際そうだったと思う。
ゲーム内もエリーンばかりだし、ファングッズやフィギュアもエリーン。
あとはポポリがぬいぐるみで出たくらいで、
他の種族はハイエルフ・キャスタニック専用のヘビーガンナーが実装された時に、
せいぜいクリアファイルが作られたくらいだったはず。
セクシーな装備はエリーンに限らず、キャスタニックやハイエルフでもちらほら出ていたけど、
かわいい系統はエリーンにしか殆どなかったと思う。
スクール水着も有名だけど、他にも色々と良デザインの装備があったよ!
日本サーバーのサービス終了間際に配布されていた、
コラボ以外の課金・イベントアバターを交換できるダイヤチケットは、
染色を同一デザインとみなしてもエリーンは150種以上のアバターと交換できた。
だから、相当こだわりがない人以外は自然とエリーンになっちゃうんだけどね。
その中でキャスタニックやハイエルフ、アーマンを貫いていた人はやっぱり印象に残ってたね!
③ゲームの世界観
TERAは2011年リリース。
開発時期はもっと前だと思うけど、とにかくグラフィックのバランスがとても良かった。
リアルすぎて映画みたいになるとまた別物になるし、
オンラインのファンタジーとしてはこれ以上ないグラフィック、
そしてオープンワールドの広さだったと思う。
2016年の飛行乗り物実装アップデートで削除されたと思うが、
開発から放置されてたであろうフィールドの裏側部分を歩けた時期もあった。
そのような場所を探すのも楽しかった記憶が蘇る。
ポラ・エリーヌ~砂境の休憩地の裏側を歩けたときの2014年のSS。懐かしい。
グラフィックもだが、BGMも壮大なものが多くて雰囲気を演出してた。
特にオルカの神殿前の広場のBGMと、多くの人が恐怖の迷宮で聞いたであろう、
“Blood and Triumph”はかなり好きだった!
④覚醒アップデート後の職バランスの良さ
MOでは特定の職が足を引っ張ってしまう、
もしくは完全に要らない職として存在することは多々あるが、
覚醒アップデート後はどの職でも戦える環境だった。
その点は評価するべきだと思う。
悪い点
①年数を重ねるごとに、追加要素が新規・復帰プレイヤーの障害に
長く運営されているオンラインゲーム、特にMMOだとよくある話だが、
TERAは特に終盤だと、新規・復帰者の心が折れるほどその要素があったように思う。
“良い点①”で、「前提条件さえ満たせていれば」と書いたが、
その条件が新規・復帰の大きな壁となっていた。
MMOの定番である、
- 純粋な装備の「強化」
- 装備に付随する「装備効果の選定」
- 各職に最適な「スキル回し」
上記に加え、TERA特有の、
- 一部装備に装着できる、各クラスに最適な「クリスタルの選定」
- 各装備部位毎に最適な「刻印」の製作
- 課金もしくは強運で手に入れられる「真竜」、「インナー」の入手
- 各職ごとのPvEに最適化された「紋章」セッティング
- 主要スキルを強化する「練武」システム
- キャラクターの能力底上げの体だが、必須かつ基本的に死亡すると効果が消える「パートナー」
- もちろん期間限定のカードが強い「カード図鑑」システム
- 終盤に実装された「物理/魔法防御の無視・貫通の数値最適化」
を満たさないと、ダメージメーターが実装され、
誰でもDPSを確認できる環境になっていたために、
もはや満足したダメージを出せないゲームとなっていた。
一番詳しく情報を出してくれていたのが海外プレイヤーの運営するDiscordで、
それ以外は既存のプレイヤーと仲良くなって教えてもらったり、
カードを譲ってもらうしかないという異常な環境であった。
そして2020年の夏、上記全てを満たしているプレイヤーを、
5人PTで全員揃えないとクリアできないような、
「狂気のコロシアム/不滅の格闘士」が実装された。
公式ダメージメーター(2021年実装)より前だが、
既にShinraMeterというダメージメーターの使用が当たり前となっていたため、
各PTで攻略可能かが大体わかるような環境下での実装だった。
結果として、一部プレイヤーのプライドと引き換えに多くのユーザーを失った、
まさに狂気のダンジョンであった。
元から過疎が酷くなっていたが、プレイしている側でも、
本当にここで人口が壊滅的になったと感じたw
②ID攻略以外やることがない
正直、TERAの悪い部分は①で書き尽くしたが、あとは純粋にID攻略以外やることがなかった。
これはもう、TERAのアクション性の良さと引き換えの開発期間の長さ、
後はそこそこ古いゲームということを考えても仕方なかったと思う。
③実は60FPSを出すのにかなりのスペックが必要
10年以上前にリリースされていたのに、最新ゲームと同等のPC性能を要求し続けてきたTERA。
CPU:Ryzen5 2600X & GPU:GeForce RTX 2060 でも戦闘中は60FPSは出ず、
CPU:Ryzen5 5600X & GPU:GeForce RTX 3060 Tiに更新した段階で、
やっと60FPS以上が安定するようになった。
戦闘が評価されてきたゲームだが、実際に快適な環境でプレイ出来ていた人は、
殆どいなかったのではないか?と思う。
思い出・振り返り
色々書き連ねて見たものの、やはりTERAはとても楽しいMOだった。
自分が主にプレイしたのは、2011年8月のoβ~2012年夏、
2014年夏~2015年春、そして2019年秋~サービス終了発表までだったが、
どの期間も変わらず楽しかった。
特に思い出深いのは、黎明期に緑等級の武器で60未満のIDを駆け抜けたり、
みんなで雑魚敵とトゥルサから逃げ惑った黒紋塔。
成熟期を過ぎた頃の、仲良く吹き飛ばされたエルカラス号、
そしてサービス終了前数年間の1NMのみのIDの大量リリース・・・。
日本サーバー終了直前の、かなりのアイテム・アバターばら撒きも、
日本運営は良く対応してくれたと思う。
EUサーバーにキャラだけ作ってみたけれど、
アイテムの割引のみで特にそういったことは行われている様子もない。
開発元のBlueHoleが去年リリースしたELYONは残念ながら面白くなかったけれど、
もしTERAの続編が発表されたらまた遊びたい。
サービス終了後に、韓国のみで実装されたお別れのクエストが、日本字幕で公開されていた。
運営の中にもTERA大好きな人がいたのかもしれない。
ローディング画面
ダークファンタジーの側面が強いTERAのストーリーだったが、
ローディング画面で表示される様々なイメージもその世界観をかなり表現していたと思う。
確認できた限りのイメージでギャラリーを作成したので、
もし気に入ったものがあれば壁紙としてお使いください。